空挺の誇り

WWII野郎の心のバイブル、バンド・オブ・ブラザーズ。
みなさんは出演者のなかで誰がお気に入りでしょうか。

私の好きな兵士の一人が、ペルコンテ。
空挺の誇り

物語冒頭でソベルから「ズボンの裾をたるませて落下傘兵気取りか?」と因縁を付けられ、
シリーズを通して軽いキャラで通っている彼ですが、空挺としての誇りは人一倍だったそうです。

そんな彼のこだわりが分かるのがこのシーン。
第8話「捕虜を捕らえろ」で怪我が治って隊に復帰するシーンです。
彼の着ている戦闘服にご注目。
空挺の誇り

当時のアメリカ空挺兵には2種類の戦闘服があり、
ノルマンディー降下作戦の時は、空挺兵専用の「M42ジャンプジャケット」、
それ以後のマーケットガーデン作戦では軍の合理化のため一般兵と同じ
「M43フィールドジャケット」を着ています。

第101空挺師団もマーケットガーデン作戦のある第4話以降は
将校を含めみんなM43フィールドジャケットを着ているのですが、
写真のようにペルコンテだけは戦争中ずっと空挺兵専用の
「M42ジャンプジャケット」を着ています。

当時は作戦が終わるたびに装備が回収され、
作戦が始まると新しい装備が支給されていたので、
ペルコンテは空挺兵のこだわりとして
古いM42ジャンプジャケットを着続けていたんでしょうね。

物語冒頭、ペルコンテはやっぱりズボンの裾をたるませていたんじゃないか、
とも思ってしまいます。

「バンド・オブ・ブラザーズ」には、そんな細かくもニクい演出が随所にあるので、
時々ご紹介したいと思います。






2012年06月28日 Posted by りゅう  at 18:10 │Comments(0)BOB

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