P90プラスを買いに行ったらステンMk2になった話し
その日、私はP90プラスを買いに行くという男の決断をしました。
秋葉原のあきばおーで28,000円で売っているのをみて、
これが先安値であろうこと、
ずっと前からP90のロマン溢れる姿かたちが大変気に入っていたことから、
明日のサバゲで仲間たちに自慢するため
P90プラスを買いに家を出たのです。
しかし、家に戻ってみれば手にあったのはP90プラスと同じ値段だったステンMk2でした。
買うはずだった人間工学溢れる最新の銃が、
なぜこのような、使う人を人とも思わぬ銃に
変わってしまったのか、私には分かりません。
ただ一つ言えることは、
私はステンMk2も大好きであったという過ちを
認めざるを得ないことでしょう。
そしてこのAGMのステンMk2、
古いWW2のエアガンあるある、
弾さえ出れば文句ないだろう感満載のクソ銃であることも、
同時に認めざるを得ません。
ただでさえクソ銃と言われたステンMk2を、
どうして電動ガンにしてまでさらにクソ銃にしてしまうのか…
同じAGMのMP40には無駄についていたセミオートを、
(実銃のMP40はフルオートのみ)
なぜステンMk2ではつけずフルオートのみにしたのか…
(実銃のステンMk2はセミフル切り替えられる)
デカいマガジンの割には、50発しか入らないのは
どういう設計なのか…
(マガジンが共用できるキングアームズの
MP40は110発入る)
お作りになった大陸の方々の御心は、
我々には計り知れません。
もちろん皆さんご存知でしょうが、
ステンMk2はWW2において、
イギリス軍がフランスでこっぴどくやられた後、
「俺たちもMP40みたいな短機関銃欲しいなー」
と思って開発された銃です。
当時、イギリスにあったトンプソンサブマシンガンは、
有り体に言えば金持ちのオモチャであり
軍で使うにはありえないほど高価でした。
紳士の国イギリスは、紳士らしく合理的に考え、
MP40にインスパイアされた
超合理的な短機関銃を開発したのです。
それがステン短機関銃。
真の英国紳士に似合う銃です。
使用弾薬は、
敵国ドイツの制式弾薬であった9mmパラベラム弾という
男の英国決断です。
マガジンも下方向からではなく、横方向から差します。
真の英国紳士は、スーツが汚れることなど厭わず、
伏せ撃ちの姿勢を躊躇なくとるからです。
英国紳士は経済人でもあります。
弾が無用に消費されるともったいないので、
無理してセミフル切り替え方式をつけました。
パクったMP40にはない機能です。
同じ低コスト短機関銃三兄弟、
MP40、M3グリースガン、ステンMk2を並べてみると、
いかに全長を短くしようかという工夫が感じられます。
今のパーソナルディフェンスウエポン、
PDWのご先祖たちであり、
私がP90プラスではなくステンMk2を
買ってしまった訳にも頷けます。
AGMのステンMk2の唯一の美点は、
あらゆるパーツが金属で作られており、
例え日本が滅びようとも
灰の中から掘り出した新たな使用者が
問題なく使えそうなほど、
丈夫な構造と単純な作りです。
第三次世界大戦後のサバゲは、
ぜひこのステンMk2をおすすめします。
その貫徹な趣きは、
「これ、売らなけりゃ一生使えそうだな」
と思わざるを得ず、
まずはメカボックスを始めとした
内部の調整かな、と考えるのでした。
次回は、問題だらけの電動ガン内部の話でも
お茶を飲みながらしたいと思います。
秋葉原のあきばおーで28,000円で売っているのをみて、
これが先安値であろうこと、
ずっと前からP90のロマン溢れる姿かたちが大変気に入っていたことから、
明日のサバゲで仲間たちに自慢するため
P90プラスを買いに家を出たのです。
しかし、家に戻ってみれば手にあったのはP90プラスと同じ値段だったステンMk2でした。
買うはずだった人間工学溢れる最新の銃が、
なぜこのような、使う人を人とも思わぬ銃に
変わってしまったのか、私には分かりません。
ただ一つ言えることは、
私はステンMk2も大好きであったという過ちを
認めざるを得ないことでしょう。
そしてこのAGMのステンMk2、
古いWW2のエアガンあるある、
弾さえ出れば文句ないだろう感満載のクソ銃であることも、
同時に認めざるを得ません。
ただでさえクソ銃と言われたステンMk2を、
どうして電動ガンにしてまでさらにクソ銃にしてしまうのか…
同じAGMのMP40には無駄についていたセミオートを、
(実銃のMP40はフルオートのみ)
なぜステンMk2ではつけずフルオートのみにしたのか…
(実銃のステンMk2はセミフル切り替えられる)
デカいマガジンの割には、50発しか入らないのは
どういう設計なのか…
(マガジンが共用できるキングアームズの
MP40は110発入る)
お作りになった大陸の方々の御心は、
我々には計り知れません。
もちろん皆さんご存知でしょうが、
ステンMk2はWW2において、
イギリス軍がフランスでこっぴどくやられた後、
「俺たちもMP40みたいな短機関銃欲しいなー」
と思って開発された銃です。
当時、イギリスにあったトンプソンサブマシンガンは、
有り体に言えば金持ちのオモチャであり
軍で使うにはありえないほど高価でした。
紳士の国イギリスは、紳士らしく合理的に考え、
MP40にインスパイアされた
超合理的な短機関銃を開発したのです。
それがステン短機関銃。
真の英国紳士に似合う銃です。
使用弾薬は、
敵国ドイツの制式弾薬であった9mmパラベラム弾という
男の英国決断です。
マガジンも下方向からではなく、横方向から差します。
真の英国紳士は、スーツが汚れることなど厭わず、
伏せ撃ちの姿勢を躊躇なくとるからです。
英国紳士は経済人でもあります。
弾が無用に消費されるともったいないので、
無理してセミフル切り替え方式をつけました。
パクったMP40にはない機能です。
同じ低コスト短機関銃三兄弟、
MP40、M3グリースガン、ステンMk2を並べてみると、
いかに全長を短くしようかという工夫が感じられます。
今のパーソナルディフェンスウエポン、
PDWのご先祖たちであり、
私がP90プラスではなくステンMk2を
買ってしまった訳にも頷けます。
AGMのステンMk2の唯一の美点は、
あらゆるパーツが金属で作られており、
例え日本が滅びようとも
灰の中から掘り出した新たな使用者が
問題なく使えそうなほど、
丈夫な構造と単純な作りです。
第三次世界大戦後のサバゲは、
ぜひこのステンMk2をおすすめします。
その貫徹な趣きは、
「これ、売らなけりゃ一生使えそうだな」
と思わざるを得ず、
まずはメカボックスを始めとした
内部の調整かな、と考えるのでした。
次回は、問題だらけの電動ガン内部の話でも
お茶を飲みながらしたいと思います。